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「これってアリ?」が会社を変える!改善提案のヒントと書き方ガイド

こんにちは!
nanoty運営事務局です٩(ˊᗜˋ*)و

「改善提案を出してください」と言われても、
「そもそも改善提案ってなに?」「どう書けばいいの?」と戸惑う方は多いはず。

でも安心してください!改善提案は、かた苦しいものではなく、「もっとこうだったらいいのに」「これってちょっと不便かも」そんな日々のちょっとした気づきが、
立派な提案になるんです。

今回は、改善提案の意味から、ネタの見つけ方、そして提案書の書き方まで、
わかりやすく解説します。
PCを操作する手

小さな気づきが職場を変える!改善提案の基本と見つけ方

「業務をもっと効率化したい」「チームの力をグッと上げたい」
そんなときに頼りになるのが改善提案です。
うまくいけば会社全体のレベルアップも期待できるでしょう。

でも、そもそも「改善提案って具体的に何?」と悩む人も多いはず。
どうやって課題を見つけるの?
どんなアイデアを書けばいいの?

そんなギモンを解消して、あなたの“ひらめき”を職場で活かすコツをまとめました▼

「気づくこと」から課題を見つけよう

改善提案の第一歩は、職場の中にある“ちょっとした困りごと”や“ムダ”を見つけることから始まります。
提案は、上司や管理職だけがするものだと思われがちですが、現場で働いている私たち一人ひとりの視点こそがとっても大切なんです。

たとえば、
「この作業、毎回時間がかかって大変だな…」「この手順、なんだかややこしい」
そんな小さな気づきが、改善のヒントになります。

課題を見つけるときに参考になるのが、「3M」=ムダ・ムリ・ムラという視点です。

ムダ:やらなくてもいい作業や、余っている人材がいないか?
ムリ:作業量が多すぎたり、納期がきつすぎたりしていないか?
ムラ:人によって手間や時間に差が出ていないか?

さらに、生産や品質の現場では「QCD(品質・コスト・納期)」の考え方もよく使われます。
どこに無理や無駄があるかを客観的に見直すための大事なヒントになります。

大きな課題じゃなくても大丈夫!
「この手順、毎回ちょっと面倒…」そんな日常の中の違和感から始めてみましょう。
自分一人では気づきにくいことも、チームでの振り返りや会話、マニュアルを見直す中で発見できることがたくさんあります。

アイデアだけじゃダメ!実現方法まで考えよう

「ここを変えたら良くなりそう!」と気づいたら、次は「どうやって改善するか」を考えてみましょう。

改善提案で大事なのは、課題+その解決方法のセット。
「これをやれば解決できるはず」と、できるだけ具体的に書くのがポイントです。

中には上司の判断や予算が必要なこともありますが、すぐに実行できる小さな改善だって立派な提案です。

たとえば、
「この入力作業、テンプレートを使えば1分短縮できるかも」なんて内容でもOK。
その1分が毎日、全員に積み重なれば、大きな時短につながります。

「大きな成果が出そうな提案じゃないと…」と思わず、
小さなアイデアでも「実現するにはどうしたらいいか」を考えることが大切です。

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“通る提案”にはコツがある!改善提案を上手に伝える3つのポイント

データを集める女性

「改善提案を出してるのに、なかなか実現しない…」
「せっかく考えたのに、評価されない…」
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?

ちょっとした伝え方や視点の違いで、提案が通るかどうかが大きく変わってきます。
改善提案を効果的に伝えるためのポイントがこちら▼

1.効果が“見える”提案

提案の評価で特に見られるのが「効果」と「実現できそうか」の2つ。
だからこそ「この提案でどれくらい良くなるのか?」を数字でイメージできるように伝えることが大切です。

たとえば、
・作業時間が〇分短縮できる
・コストが〇%削減できる
・ミスが〇件減る見込み

など、数字で効果が“見える”と説得力がぐんとアップします。

また、「実現にどれくらいの時間や人手が必要か」も合わせて考えてみましょう。
多少の手間があっても、大きな効果が期待できるなら前向きに受け止めてもらえるはずです!

2.まずは出してみる!気軽な提案がカギ

「ちょっとしたことだから…」「これって他の人も思ってるかも」
そうやって、せっかくのアイデアを自分の中だけで終わらせていませんか?

小さな気づきの中にこそ改善のチャンスが眠っています。
他の人の意見を交えてブラッシュアップできることもあるので、完璧じゃなくてもまずは出してみる姿勢が大切です。

提案の判断は上司やチームがしてくれるもの。
「こんなことでも大丈夫かな?」と思っても、遠慮せずに口に出してみましょう!

3.課題が多いときは、優先順位をつける

「課題を見つけるのは得意だけど、どれを出せばいいか分からない…」
そんなときは、“効果の大きさ”と“実行のしやすさ”を基準に優先順位をつけると良いでしょう。

たとえば、
・無駄を減らすことが売上にどう影響する?
・実現までにかかるコストや時間は?
・チームの負担は増えない?

こうした視点で比べてみると、どの課題から取り組むべきかが見えてきます。

「思いつかない…」そんなときに改善提案のネタを見つけるコツ

PCを見る女性

「改善提案を出してください」と言われても、正直なところ「ネタがない…」「何を提案したらいいのか全然思いつかない…」と悩んでしまうこと、ありますよね。
でも大丈夫。
ちょっとした視点の変え方で、改善のヒントはぐっと見つけやすくなります。
ムリにひねり出そうとせず、普段の仕事の中にあるヒントに目を向けてみましょう。

1.過去の事例を参考にしてみる

他部署や過去の提案を見てみると、「こんな方法があるんだ!」という気づきが得られます。自分たちに合うようにアレンジすれば立派な改善案に。
成功事例は効果も期待でき、導入もしやすいのがメリットです。

2.テーマを絞って考える

「改善」といっても、漠然としているとアイデアは出にくいもの。
「コスト」「納期」「品質」など、テーマを決めて考えると視点が定まりやすくなります。

3.「めんどうくさい」がヒントになる

「この作業、正直めんどう…」と思ったことはありませんか?
実はそれ、改善のチャンスです!
書類の手書き、離れた場所の備品、同じ作業の繰り返しなど、日々の不便を見直してみましょう。

4.作業手順を書き出してみる

業務の流れを紙に書き出してみると、意外なムダや手間に気づけます。
他の人のやり方と見比べてみるのも、新たな発見につながります。

5.社員の日報のをヒントにする

社員の日報には、リアルな課題や不満がたくさん詰まっています。
「こうすればもっと働きやすくなるかも」といった改善ネタを拾えるチャンスです。
全体で共有されている日報なら、他部署のヒントも見つかるでしょう。

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「何を書けばいいの?」がなくなる!改善提案書の書き方と例文ガイド

PCとOKマークの女性

改善提案を出したいけれど、「どこから書けばいいの?」「形式って決まってるの?」と迷ってしまう方も多いはず。
でもご安心を!
改善提案書には、考えを整理しやすくする「型=項目の流れ」があり、その流れにそって書いていけば、自然と内容がまとまって伝わりやすい提案になります。

初めての方も書くのが苦手な方も、安心して書ける改善提案書の基本構成と例文を
ご紹介します。

改善提案書に必要な5つの項目

1.現状の問題点
どこに課題があるのか、具体的に説明します。
「どんなときに」「どんな影響が出るのか」も一緒に書くと、より伝わりやすくなります。

2.改善方法
問題をどうやって解決するか、実行できる具体的な方法を提案しましょう。
「気をつける」などの曖昧な表現はNG!

3.必要なコストや労力
改善にかかる費用や時間、人手なども忘れずに。
見積りや購入先がわかっていれば、それも書いておくと親切です。

4.数値で示す効果(目標)
「〇件の処理が増える」「〇%コストが下がる」など、改善後の効果を数字で表すと説得力がアップします。

5.実施スケジュール
すぐに始められる場合は、実施の流れや期間も書いておきましょう。
無理のないスケジュールを組み、必要があれば上司やチームと相談して調整を。

改善提案書の書き方例

改善提案書にはさまざまな書式がありますが、基本となる項目を押さえればスムーズに書けるようになります。
ここでは、前項でご紹介した必要な項目に沿って作成した改善提案書のサンプルをご紹介します。

【改善提案書】
件名:当社商品のプロモーションに関する改善提案
提出日:〇月〇日
提出先:営業企画部
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
競合他社から新機能を搭載した新モデルが発売されているにもかかわらず、当社商品はモデルチェンジがない状態が続いており、消費者への訴求力が弱くなっています。

■問題点の改善方法
お客さまから寄せられた声をもとに、商品に対する新しい使い方や魅力を打ち出したプロモーション活動を実施します。
営業部門と連携し、訴求ポイントを明確に伝える提案営業をスタートさせます。

■改善に必要なコストや労力
・「お客さまの声」をイントラネット上で全社共有
・営業用の新プロモーション資料の作成
・関係部門との打ち合わせ・企画立案に要する時間

■業務改善の数値目標
前年同月比で売上10%アップを目指します。

■実施スケジュール
当月中にプロモーション企画を立案し、準備を進めます。
本格的な実施は、今年の夏前を予定しています。

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業務・職種別改善提案の例

笑顔の男性

工場業務編

【改善提案書】
件名:商品発送時の梱包材コスト削減に関する提案
提出日:〇月〇日
提出先:第二工場
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
当社製品(工具類)を発送する際、商品ごとの形状やサイズに合わせて汎用の梱包材を使用しています。
この梱包材はカットして使えるため作業性は高いのですが、コストが高く発送費の増加要因となっています。

■問題点の改善方法
これまでの梱包材に代わり、工具のサイズに合わせて事前にカットしておいた段ボールを使用するように変更します。
これにより、1梱包あたり約50円のコスト削減が見込めます。

■改善に必要なコストや労力
段ボールの準備に、週あたり約5時間の作業時間がかかります。
ただし1名体制で対応可能であり、全体の運用コストを比較した結果、段ボール活用によるコスト削減効果が上回ると判断しています。

■数値目標
昨年7月における梱包材コストは約35万円でした。
今回の改善により、同等の出荷量に対して約5万円のコスト削減を目指します。

■実施スケジュール
段ボール資材はすでに十分に確保できているため、本提案が承認され次第、即時導入可能です。

物流業務編

【改善提案書】
件名:ピッキング方式のマッチングを使った改善提案書
提出日:〇月〇日
提出先:物流センター
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
トータルピッキング(種まき方式)を採用しているが、小口商品の扱いが増加。
小口商品が増えたことで作業スペースが少なくなり作業しにくくなっている。
注文を集約してから仕分けする方法では、出荷先が少ない場合には問題ないが今後対応が難しくなると予想される。

■問題点の改善方法
シングルピッキング(摘み取り方式)を採用。
初めから顧客の注文別にピッキングすることによって、多品種に対応。
作業スペースの問題も解決できる。

■改善に必要なコストや労力
シングルピッキングにするための配置や動線の選定と実際の商品の移動。

■業務改善の数値目標
作業時間を20%削減。

■実施スケジュール
物流センターの営業日に合わせて実施可能日を選定する。

建築業務編

【改善提案書】
件名:コンクリート注入時のマーキングに関する改善提案書
提出日:〇月〇日
提出先:施工管理部門
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
コンクリート背面の注入時に注入箇所がわかりにくく、作業効率が悪化している。
誰にでもわかりやすくマーキングするための型が必要である。

■問題点の改善方法
クリアファイルをマーキング用に切り抜いてスプレーにより施行箇所を示す。

■改善に必要なコストや労力
クリアファイルは1枚20円で購入可能。
古くなってきた場合や汚れた場合には破棄しても負担は少ない。

■期待される効果
作業効率、視認性の向上。

■実施スケジュール
すでに実施済。

事務職編

【改善提案書】
件名:重要度別に業務の基準を変更する改善提案書
提出日:〇月〇日
提出先:総務部
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
現在、社内資料と社外向け資料のいずれも同じ基準・プロセスで作成・チェックを行っており、特に責任者による確認作業に時間を要しています。その結果、社内向け資料の作成や共有が遅れ、業務のスピード感が損なわれている状況です。
資料の用途・重要度に応じて基準を明確に分けることで、作業効率の向上と社内への迅速な情報提供が可能になると考えています。

■問題点の改善方法
資料の提出先や目的に応じて重要度を分類し、それぞれに適した作成・確認基準を設定します。社内限の資料は簡略化されたプロセスで対応し、社外向け資料には引き続き厳格な確認を行います。

■改善に必要なコストや労力
分類基準や運用方法を明記したマニュアルを策定します。
作成にあたっては関係部門との意見交換を予定していますが、特別なコストは発生しない見込みです。

■期待される効果
重要度が比較的低い社内向け資料については、作成から共有までを当日中に完了することを目指します。これにより、社内情報のスピーディーな流通と業務効率化を図ります。

■実施スケジュール
7月の定例ミーティングにて議題として提案・検討する予定です。
その後、マニュアル作成と運用準備を進め、速やかな導入を目指します。

経理担当者編

【改善提案書】
件名:社内経費支払いに関する改善提案書
提出日:〇月〇日
提出先:経理部
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
従業員からの経費精算が月に何度も発生し、現金精算のために手間と人件費がかかっている。

■問題点の改善方法
現金精算を月末にまとめて行うことにする。
社員ごとに精算表を作成してもらい、立替分は給与振込口座に振り込む。

■改善に必要なコストや労力
精算表の作成と振込手続きが必要。
振込によって現金精算がなくなること、精算表を使ってまとめて仕訳をすることで、全体の事務コストは削減可能と考える。

■業務改善の数値目標
残業時間を前年比より10%削減。
銀行からの引き出しや小口現金を管理するための金庫も不要になる。

■実施スケジュール
7月より実施を予定。

営業担当者編

【改善提案書】
件名:社内SNSを活用して営業報告オンライン化する改善提案書
提出日:〇月〇日
提出先:第二営業部
提出者:〇〇 〇〇

■現状の問題点
現在手書きの日報や伝言メモを使って営業報告を行っているが、報告のために帰社したり営業訪問の都度報告では効率が悪い。

■問題点の改善方法
社内SNSや日報アプリを活用して、帰社することなく営業報告や進捗報告ができるようにする。

■改善に必要なコストや労力
社内SNSや日報アプリの導入と運用費用。

■期待される効果
オンラインで報告することによって業務効率の上昇が期待できる。
報告ために帰社したり、報告者を待ったりする時間も不要にする。

■実施スケジュール
社内SNSや日報アプリの見積もりを今期中に取って比較検討したいと考える。

気づきがチャンスに!みんなでつくる改善のアイデア

改善提案は、“新しいアイデア”をひねり出す必要はないんです。
むしろ、これまでの仕事をちょっと立ち止まって振り返ることから、大きな気づきが生まれることもあります。

「これって本当に必要?」「もっとラクにできないかな?」
そんな視点で見直すだけでも、立派な改善のきっかけになります。

また、最近ではツールやサービスを活用した改善提案も増えています。

さらに大切なのは、誰もが気軽に提案できる環境づくり
どんなに良いアイデアでも、「言いにくい雰囲気」だと埋もれてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、日報管理システム「nanoty
提出された日報がチーム内で共有されるため「ちょっとしたひらめき」が他の人のコメントやアドバイスでアイデアとして育っていくことも。
改善提案を「一部の人だけのもの」にせず、みんなで育てていく文化づくりの第一歩として、ぜひ活用してみてください!

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「改善提案プラットフォーム」
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